calling you

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緑深く  

ys_20100717154915.jpg


  夜明け前、車でふもとから登っているときは霧はなかったのに
  天生の森は深い霧に包まれて、今まで経験したことの無いような
  幻想的な雰囲気だった
  だけど、この森はとっても身近に熊が生息していて
  昨日も登山をされてる方が去年の秋熊を見かけた話をされていた
  ”・・・こんなに霧で暗かったら森に入っても、AVで30秒でもシャッター切れ
   へんしな~” ←すっかり自分に言い訳モード、じつわ熊が怖いだけ

  天生峠の駐車場で私ひとり、迷いに迷って森に入り、湿原に着いたときは
  森はすっかり霧が晴れて、あっけらか~ん、アッサリ~っとした湿原に
  なっていた
  な、なんてことですか~~~(号泣)
  自分に言い訳してる間に、あの幻想的な森はどこかへ行ってしまった。。
  
  その日は撮影していも、一日気がはれることがなかった
  何のために2日天生に留まったのか、あの幻想的な森に出会うためじゃ
  なかったん??自分に何度も何度も問いかけて

  雨の中午後になって、もう大阪帰ろうと思ったとき
  天生の山のパトロールの腕章をつけたおじさんが
  「アンタは花を撮るの?樹を撮るの?」っと声をかけてくださった
  どちらも撮りますよ、今朝は霧が美しかったのに、熊が怖くて
  森に入れなかったのですよ、っと私が答えると
  「なんや、大阪ナンバーの人(you)はすごい霧の良い森に
   入っていったな~思ってたのに!」
  っとおじさんがおっしゃった。そして
  熊は冬眠の2月ごろ子供を生んで、小熊を連れた母熊は人を襲うけど
  天生は雪が深すぎて、子供を産むのはもっと下の山の方だ
  この森に住むのはオスばかりで、鈴や空き缶で大きな音を出して
  歩けば寄ってこない、だから次の霧のときは森に入っていけ、絶対大丈夫だから
  とアドバイスくださった
  私は静かにじっと聞いていた

  パトロールがお仕事なら、私のような人は面倒かけるだけじゃないのか
  それなのに、勇気を出して森に入れと言ってくださった
  お気持ちが嬉しくて、涙がこぼれそうになった私なのでした


                                   つづく

                      
                          

  
   
    
  

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