calling you

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炎ゆらめいて  

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    それは観光案内のHPだったでしょうか
    小さくて目立たない写真だったけど、私は驚いて見つめた
    「ふうん。。桑の木滝にも虹がでるのか。。」
    桑の木滝が好きで、いろんな方の撮影した写真を
    拝見してたけど、虹のかかった写真は初めて見た
    親切なことに「午後2時」と撮影時間が記されていた

    桑の木滝の入り口に着いたのは午前11時頃
    もう撮影を終えたカメラマンの方々が何人か滝から帰っていらした
    私も長靴に履き替えて滝の森へと入っていく
    晴天続きだったからか 滝道はすっかり乾いていて
    心配した苔の木道も滑ることなく歩いていける
    熊野の神様が守ってくださってるのかな~
    なんて能天気なことを考えながらゆっくり滝へと進む
    桑の木滝が目の前に広がった!

    優美な滝やなあ、やっぱり来て良かったと
    しばらく夢中で撮影しました
    そして予定どおり、この滝に虹がでる光になるまで
    待ってみることにした
  
    どれくらい時の過ぎたことでしょう
    途中カメラマンの方々が何人か撮影をしてそして帰っていかれて
    とうとう私一人になってしまった
    下から見上げて滝のほぼ全体に
    5月の強い光が射してきていることを確認して
    滝壺まで登っていく
    
    しばらく滝壺を眺めていると
    それは私が登ってくるのを待っていてくれたかのように
    滝壺に炎がゆらめいた
    滝の水煙が朱に蒼にゆらめきはじめて・・・
    あ!虹や!虹やわ!
    深い常盤色の滝壺にゆらめく虹の色
    その夢のような様子を見つめていたら胸がいっぱいになり
    涙が溢れて溢れて頬が濡れた
    
    夢中でシャッターを切る
    虹は滝壺から光の移動と共に上の方へと登っていった
    虹が滝の真中あたりまできたとき
    もうこれ以上暗くなると危ないと感じて帰ることにした
    途中桑の木滝を振り返ると
    滝の真中あたりでまだ水煙が炎のようにゆらめいていた
    滝が・・・またおいでね・・っと手を振ってくれているように見えて
    その優しい佇まいに、また涙がこぼれた私でした

                              つづく

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